ナースセラピストNyaoの勝手に相談室

ナースでありセラピストでもあるNyaoが日々の中で見聞きした体や病気の事になどに対し、ナース目線でNyaoが思うことを勝手に自分の意見を述べています。

医療麻薬

みなさまこんばんは♡

Be create labo ナースセラピストNyaoことイノウエナオコです♡


麻薬って言うと

怖いイメージがあるかも知れませんが、

医療で使う麻薬は主に痛み止めとして使われるものであり、

決して怖いものではありません。



こちらの文献が分かりやすいかな。

とリンクを貼ろうと思ったらPDF だと出来ないのかなー?


オピオイド鎮痛薬-慶応義塾大学病院 緩和ケアセンター

とか

緩和ケアにおける痛み止めの使い方

で検索してみてもらえるとわかりやすいかと。


医療で使われるものは

主にオピオイドと呼ばれるものですが、


がん性疼痛のような強い痛みにはとても効果があります。




痛み、というのは、

不安にさせたり

不快にさせたり

気力をうばった

恐怖でしかありません。


そんなもの、とっとと手放したいですよね!!


注意事項をきちっと守れば、

そんなに簡単には依存症にならないし、

長期間に渡って使う場合は、

血液検査をしながら量を調節します。



痛み、

普段の生活でも


頭痛とか

胃痛とか 

腹痛とか

歯痛とか


経験されたことあると思うのですが、

そういうとき、鎮痛剤使うと楽になりますよね。


もちろん対症療法でしか無いのですが、


がんの痛みに体しては対症療法で充分なんです。


痛みさえおさまれば


物事をちゃんと考えることも出来るし

自分の考えを整理することも出来るし

動きやすくなるし

気力も戻ってきます。




私自身、

27歳のとき、

ニュージーランドのスキー場でスノボ中

転倒、右手首骨折しました。

折れてるな、って自分でもわかったし、

ヤバいー、どうしよー、ってぐるぐるしつつ、

あー、ヤバい、意識遠のく。。。

って感覚ありました。


ファーストエイドに運ばれて、

モルヒネ静注(静脈注射)

10mgの1A(アンプル)打たれたけど、

痛みは残っていて、

ぅうー、、、ってなってて。

まだ痛い?って聞かれて、痛いっていったら

もう半分追加されて、

打ちながらそのうち効くから寝ててって言われ、

ほんとに半分打ち終わったら

ふぁわーっっと軽くなって、

目が覚めたら痛みなかった。



作用の強さは

静脈注射 〉座薬 〉内服

です。


それくらい打っても大丈夫なわけです。


まぁ、これは緊急時の一時的な投与の仕方ですが。



緩和ケアに入院しながら痛み止めのコントロールをする場合は

注射薬を使うこともあり、

在宅でもそれを使うこともありますが、



基本的に在宅で使うのは

座薬か内服薬です。




副作用をいたずらにこわがって

我慢して過ごすくらいなら

痛みが軽減することを期待して

医師の指示どおりに

使ってみて欲しいな、と思います。


   



そしてもうひとつ。


がんのターミナル期だけではないですが、


相手の意識がしっかりしてるうちに、 

意志の疎通がしっかり出来る間に、
 
感謝の言葉をたくさん伝えて欲しいな、と思います。




死は恐れるものでも無く、

誰にでも平等に訪れます。


産まれればいつかは死ぬ、

これはみんな必ずそうです。


最期を穏やかに迎えるためにも

意識がしっかりしてるうちに

なるだけ笑って過ごせますように。。。





そして、こういう話を気軽に出来る場所が無い方、

私が聴きます。

ZOOMか対面で。

興味ある方はコメント下さいませ♡






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